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日商簿記検定3級2級1級 合格率など
日商簿記検定試験には段階に応じて4級〜1級までの級があります。ここでは各級でどのような能力が求められているのか簡単にご紹介したいと思います。
●4級
簿記入門偏とも言える級です。小規模の小売店などの経理に役立つくらいの知識が問われます。勘定科目に仕訳でき、複式簿記の仕組みを理解していることが求められます。
●3級
財務担当者に必須の基本知識が問われ、商店、中小企業の経理事務に役立つレベルです。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになることが要求されます。これらのことから経理や財務担当だけでなく、営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えています。
●2級
高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得していることが問われます。財務諸表を読み解く力と企業の経営状況を把握できることが条件となります。他社の経営状況も理解できるようになるので、株式会社の経営管理に役立ちます。また、2級以上の合格者は大学の推薦入学にも有利です。
●1級
大学程度の商業簿記、工業簿記、原価計算並びに会計学を修得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解していることが必要となります。1級に合格すると税理試験の受験資格を得られるように、税理士、公認会計士などの国家試験の登竜門ともなっています。
このように段階によって難易度は変わってきますが、社会人の人は2級から検定を受ける人が多いようです。
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